子どもの腹痛と局部付近の腫れは小児鼠径ヘルニア(脱腸)の可能性

 

今回は子どもの病気の一種として結構多くの子ども(全体の約5%)に出やすい、手術が必要な病気「鼠径ヘルニア」についての話題を取り上げます。

 

鼠径ヘルニアは要は脱腸の一種なわけですが、子どもの場合だと生後6ヶ月以降から見られる先天的な脱腸となり、手術の準備が必要な病気になってしまいます。

 

鼠径ヘルニア(脱腸)では鼠径部(局部周辺)に腫れが出来たり、その周辺を触った時に痛みを訴えるような症状が出ます。これは成長にともなって精巣が睾丸内に入る時、その精巣が通る穴が精巣が通ったあとにも閉じず、その穴の中に内臓(主に小腸)が入ってしまって起きる症状です。

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ママ友の作り方・付き合い方の体験談

 

子育てをしていく中で、1つ大きな助けとなる存在はママ友でしょう。インターネット上には載ってないような地域の情報や子育て制度や施設のうまい使い方など、様々な知見を持った人がいます。

 

2人目、3人目の子育てを始めた人ならば、幼稚園から小中学校までの情報を持っていて、色々と参考になることは多いはずです。とにかく有益な情報を得られるという点においてママ友の存在は、トラブルもあるにしても貴重な存在ですから、親しい人を何人か作っておきたいところでしょう。

 

ですがこうしたママ友を作る、というのは中々子育てが初めてという人や人付き合いが苦手な人には難しいことだと思います。そこで今回はママ友を他の人達はどうやって作ってきたのか、そして付き合っていくにあたってどういった接し方・距離感というものが必要なのかということを、諸先輩方の体験談から考えてみようと思います。

 

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子どもが原因のママ友とのトラブルの実例と対処方法について

今回はママ友とのトラブルについて、どういったことが原因で起こるのか、そしてそれに対する対処方法はどうすべきか、という点を考えてみたいと思います。

 

少子化の世の中では「子どもを大事にする」ことへの比重が強くなるものですが、それが強すぎるママ友なんかも増えており、価値観の違いなども生まれやすくなっています。

 

そうするとママ友間のトラブルというものも、子どもの行動が原因で発生してしまうこともあるため、子供同士の関係性にも注意を払う必要も出てきます。

 

ここではどういった子供同士のトラブルがママ友間のトラブルに繋がるかということと、その問題への対処方法を考えてみたいと思います。

 

大学時代から顔見知りだった知人の子供と、私の子供が同じ幼稚園に入学することになって少し仲がよいママ友同士として交流していたのですがトラブルを機に一転しました。

ママ友とその子供が我が家に遊びにきた時に、私の子供が遊んでいた携帯ゲーム機のソフトのデータが気づいたら消えてしまったということが原因でした。

私の子供は自分がこれまでゲーム上で集めたキャラクターをすべてリセットされてしまったということで、ママ友の子供が自分が見ていなかった隙にリセットしたに違いないと言い張りました。 けれど親同士が目を離した子供部屋で起きたことで、しかも私の子供はその場面は見ていないという状況です。

可能性は高いにせよ物が壊れたや盗まれたではなく、ゲームソフトのデータが失われたことを問題にしていいのか私は迷いました。 けれど子供のことを思い、少しでも心が晴れるなら一言詫びてくれたらと期待を持って、ママ友がいる前でその子供に聞きました。

しかし、ママ友は我が子がそんなことしたわけないと一点張りで、きっとソフトのデータが原因でトラブルを起こしたくないとしらを切ろうとしたのだと思います。 私もこれ以上らちがあかないと思い話を引っ込めましたが、それ以来その親子が家に遊びに来ることはありません。

物の紛失や盗難ではなくゲーム機関連で子供がショックを受けることを防ぎママ友トラブルに発展させないためには、遊び半分でリセットさせないようゲーム機は子供部屋であっても、遊びに来た子供の手が届かない所に置くということが基本的ですが効果的です。

子供の非を親は簡単に認めないので、その原因を極力作らないようにする事がママ友トラブルの予防線だと思います。

 

ゲームというのは子どもの中では重大なウェイトを占めており、ゲームが原因で子ども同士が仲違いすることはよくあることですし、それが深刻なレベルに深い断絶を与えることもあります。

 

大人にとってはたかがゲームかと思いますが、子どもにとっては深刻な問題です。

 

特にデータを消してしまう・消されてしまうというのは子ども間のトラブルとしてよくあります。これが意図的なら問題ですが、意図的でないケースも多いとされています。その理由は、ゲーム側がデータを消去する際に使われる言葉にあります。最初からやり直す「リセット」という言葉は子どもも速い内に覚えますが、データを完全に削除する「フォーマット」という言葉は子どもも理解していません。

 

そのため、「フォーマット」がわからずに興味本位でコマンド入力してしまい、結果的にゲームのデータを全て削除してしまったというトラブルがあります。

 

こうしたトラブルを避けるためには、子どもに対する教育を介した予防策が必要でしょう。自分にとっても大事なゲームなのだから、相手のゲームも大事にしてあげること、また不用意によくわからない機械に触れないことなど、基本的ではありますがそうした教育を行っていくことがトラブルを回避するコツです。

 

家のマンションには当時7人の子供がいました。そのうち6人が男の子。

幼稚園は3つに分かれていたのですが、同じ小学校へ行くことになりました。 その頃からとにかくその6人のうちの一人がとてもライバル心剥き出しでいつもよその子供と比較してくるのが嫌でした。

そのママ友は息子一人だったので、関心がその子供に全ていってしまうのでしょう。とにかく自分の子供が一番よく出来ないと気が済まないのです。

小学生低学年のうちは縄跳びが何回とべる、2重跳びが出来る、逆上がりが出来る、コマなし自転車に乗れる、25メートル泳げる、初めて出来るようになることがいっぱいです。

困ったママ友はそれがちょっとよその子供よりも遅かったら「なんであんたは出来ないの?」と子供を叱って特訓するようなタイプの人だったので、だんだん皆何か出来ても隠すようになりました。 特訓して出来なければその子がもっともっと叱られたり特訓させられることになるからです。

こちらは遊びの延長で特訓して出来るようにしようと思ってしているわけではなく、自然に身についたというほうが多いので皆対応に困っていました。

人それぞれ、その子のペースでいいじゃないの、ということが分からないママ友だったので、正直その子が中学から私立へ行って学校が別になったのでみんなホッとしました。

それ以来、すぐライバル心剥き出しにする人には出来るだけ自慢でなくても、〇〇が出来るなどと言わないように、家庭のことなどは話さないように気を付けるようになりました。

 

人は何事にも多かれ少なかれ嫉妬しやすい生き物です。それが特に可愛い自分の子どもの事になると、盲目的になってしまい何事にも自分の子どもに幸福が集まるようにと考えがちです。

 

例では自分の子どもへと不満が行くママが出てきますが、他人の子どもへとその不満を吐くケースもあります。こういったタイプの人は溜め込む人・吐き出す人といるため、どのような場面においても「子どもの自慢」というのは控えておいたほうがいいでしょう。

 

子ども自身が自分に起きた良いことを自慢する場合は、割と嫉妬深いママ友もあまり気にしない傾向が強いのですが、大人が子どもの自慢をすると途端に嫉妬深くなりますから、不用意な自慢をしないことがママ友とのトラブルを避ける方法の1つです。

 

同じ幼稚園に通っていたお子さんで私の息子とも仲が良く、そんなご縁でその子のお母さんともママ友になりました。 当初は、内気な息子に気の合うお友達ができて喜んでいたのですが、その子はおもちゃ等を他の子と共有するのが苦手で、すべてを独占するようなタイプの子でした。

まだ幼い子のすることなので、私も見て見ぬふりをしていたのですが、次第にその子の態度もエスカレートしていき、息子が少しでもおもちゃを触ろうとする素振りを見せると手を叩いたり、終いには顔を引っかかれたりされるようになりました。 そんな現場を見ていたママ友ですが、しっかり息子さんを叱ってくれるのかと期待していたのですが、ソフトな感じで注意するのみで息子さんの問題行動も一向に収まりませんでした。

そんなある日、息子が「××君とは遊びたくない」と言い出すようになりました。 私も、幼いとはいえ顔を引っかかれるのはどうにも我慢ができませんでした。

後々、引っかかれた場所にキズが残る可能性もありますし、悩んだ挙句、少しづつですがその親子とは距離を置くように努めました。

ただ、毎回そのママ友からの誘いを断ると角が立ちますし同じ幼稚園に通っている関係上、直接、息子さんの行為を指摘してママ友の関係が崩れてしまうのも避けたかったので、息子にはしばらくの間、習い事をさせるようにして、それを理由に忙しいから遊ぶことができないと、完全にその親子との距離を取るようにした結果、私たちの交友関係は自然消滅しました。

 

暴力的な態度をとる子どもを叱らないママ友、というのはいつの時代でも問題になっています。こうした人とはとにかく離れるのが一番です。子どもに実害が及んでしまうのですから、ママ友関係なんて余程のことがない限り優先することではないです。

 

離れ方としては体験談内にも書いていますが、習い事と称して別のコミュニティへ子どもを入れる、あるいは両親に子どもを預けるという嘘などを称して、別の用事があるからその場を離れなければいけない、と相手方に納得させる理由を用意して距離をとりましょう。

 

 

子どもの意識が無くなり痙攣しだした・・・熱性痙攣に慌てないための知識

 

子どもの意識がなくなり白目を向いて手足を震えさせ痙攣しだした・・・。こんな光景を目にしたらまず冷静な対応は出来ないでしょう。返事にも反応しないような状態ですから症状の確認をすることも出来ませんから、大きな不安にさいなまれることでしょう。

 

こうした意識がなくなるほどの痙攣で子どもに起きるものは、「熱性痙攣」という症状であることが大半なのですが、症状の見た目が強烈故に非常に心配になる症状かと思います。

 

自分の子どもがこうした意識不明で痙攣を起こす症状を見せたら、まず冷静に対処出来る方は少ないと思います。大きく取り乱すことでしょうし、救急車を呼んでもそれが来るまで不安で不安で仕方ないと思います。

 

時々親御さんでこの熱性痙攣の症状を目にした時に、とても取り乱してしまって冷静な対応が出来ないという場合があります。少しでも良い対応をするためには、こうした症状を目にしても冷静に対応出来るような知識が必要です。そこで今回は慌てずに冷静な対処をするためにも、熱性痙攣というものがどういうものなのかを紹介しようと思います。

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小児喘息の症状と対策、呼吸に音がなるようだったら症状を疑おう

 

子どもの発症する疾患の中でも特に多くの子どもがかかりやすいものに、小児喘息があります。

 

小児喘息はアレルギー疾患の一種で、その症状のほぼ9割が5歳までに発症します。主な原因はダニアレルギーの時にも書きましたが、家庭内あるいは外気を含めた住環境にあると言われています。

 

主な症状は強い咳、また呼吸に音がなるようになります(喘鳴)。小児喘息は成長と共に症状が和らぎ、大人になる頃には大分和らぐのですが、重い症状になると呼吸困難に陥ったり、身体の成長の妨げになる可能性もあるため、しっかりと薬を服用させて症状を軽くさせるようにしましょう。

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熱とのどの痛みが出る溶連菌感染症、合併症を起こしやすいので油断は禁物

 

幼稚園や保育園で気をつけたい感染症というものの1つに溶連菌感染症というものがあります。

 

これは主に発熱とのどの痛みが出て、時に嘔吐を伴う症状がでます。

 

感染症ということで予防方法は特になく、対処療法による症状の改善が主にできる事です。

 

この病気自体はそれほど重症化することはありません。発症する症状は主に発熱、のどの痛み、肌に湿疹ができたり皮が向けやすくなります。人によっては顔や腕辺りが赤く腫れることもあります。のどの痛みを伴う場合は舌が赤く腫れてイチゴ舌と呼ばれるような状態になってしまいます。

 

病気自体は深刻な症状を引き起こさないため、この病気自体は心配する必要はないのですが、この溶連菌感染症は合併症を引き起こしやすく、障害に繋がるような病気が発症してしまう可能性がある高いため、しっかりと対策をとって治さないと今後の生活にも支障をきたしかねないので、症状が出てきたらしっかりと病院に行って薬を貰っておきましょう。

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治らない子どもの風邪や肺炎症状、実は『ダニアレルギー』の可能性

 

子どもというのはよく病気にかかりやすいものですが、その中でも出やすい症状というのが熱や咳といった「風邪」に近い症状です。

 

今回は「風邪」の症状が頻繁に子どもに見られるという方に、具体的な病気として疑って欲しいものを解説してみたいと思います。

 

「風邪」の症状というのは具体的に、熱が出やすい、咳がでて苦しんでいる、特に喘息よりかは悪化していないものの、それに近い激しい咳を伴う症状が頻繁に見られる、という時には、それはウィルス性の「風邪」ではなく、アレルギーからくる症状であることを疑ったほうがいいでしょう。

 

特に今熱や咳の風邪症状を頻繁に出しやすい子どもに多いのが、『ダニアレルギー』です。

 

ダニアレルギーの症状

 

ダニアレルギーの症状については前述している通り、風邪をひいた時に近い症状がでてきます。そしてこれは季節の変わり目などによく症状として出やすく、季節ごとに風邪に近い症状で毎回同じような症状の場合には疑ったほうがいいでしょう。

 

アレルギーになるため人それぞれ症状は違いますが、出やすいものとしての順番は、咳(喘息気味)、熱、皮膚炎、鼻炎というような症状が見られやすいです。

 

原因となっているのは「コナヒョウヒダニ」「ヤケヒョウヒダニ」というダニが原因の9割を占めます。これらは別に特別なダニではなくいわゆる「イエダニ」「チリダニ」と呼ばれる一般的な家庭に潜むダニです。

 

ダニアレルギーの体験談

 

体験談としては以下のようなものがあります。

 

当時4歳の息子が、夜から朝方にかけてせき込む事が続きました。

初めは少しせき込む程度だったのですが、だんだんと酷くなっているように感じ、 風邪にしてはなんだかおかしいと思っていました。

 

病院に行って診察を受けても、やはり最初は風邪の診断だったのですが、 薬をもらって治療をしてもまたすぐに繰り返すので 一度しっかりと検査をしてみましょうと言われ、レントゲンと血液検査を受けることになりました。

心配していた肺炎は発症していなかったのですが、血液検査のアレルギーの項目で『ダニアレルギー』の陽性がでました。

家は一応清潔にしていたつもりだったのでビックリしたのですが、 部屋の状況にはあまり関係ないらしく、また子供のアレルギーとしてはメジャーだという内容の説明を受けました。

それから薬を変えてもらうとすぐに良くなったので驚きました。

 

ダニアレルギーの患者に良くないものとして、毛足の長いラグ、ぬいぐるみなどがあげられるので、 部屋の中から可能な限り撤去して、寝具もダニが寄り付きにくいタイプのものにすぐに買い換えました。

それまで使っていたものがかなり年季が入っているものだったので良くなかったのかもしれません。

 

それから『布団クリーナー』もすぐに買いに行きました。 毎日まではできなくても、定期的に布団とソファーに掛けるようにしています。

また、季節の変わり目は症状が出やすいので、 怪しいと思ったら寝る前に吸入をさせてから寝かせるようにして予防もしています。

これらの事を気を付けるようにしてからは、かなり改善されました。

また、症状が出たらすぐに病院に来るようにと主治医に言われているので、 少しでも咳がでたら早急に行って薬を飲ませるようにして、悪化してしまわないように気を付けています。

 

ダニアレルギーの対策

 

ダニアレルギーの症状を抑えるには、子どもや症状によってはよく効く薬があり、そちらを使うことでも改善しますが、一番いいのは予防としてしっかり清掃することでしょう。

 

主なダニの寝床はマットレスや絨毯、布団です。特に触れ合う機会の多い絨毯や布団の扱いをしっかりしましょう。絨毯については取り外してしまうことも検討し、布団については掃除機で時間をかけて吸い込むようにしましょう。この時あまり強い力で吸い込む必要はなく、「弱」ぐらいのパワーでもダニは吸い込むことが可能です。

 

布団乾燥機がある場合や晴れた日などには、熱や紫外線でダニの殺傷を行うと効果があります。ただ生き残ったダニの増殖力も凄いため、乾燥機や布団干しの後に掃除機で残った生きたダニを吸い取るようにするとより効果が高まります。

 

基本的かつ一般家庭向けのダニ予防はこうしたものが考えられますが、それとは別にその家庭特有の問題にも個別で対処する必要があります。

 

例えばペットを飼っているようでしたら、このペットの毛にもダニは繁殖しやすいため、動物病院などに何か良い手立てはないか聞きに行ったり、接触する機会を決めておくなどの予防が必要です。他にもソファや普段使うタオルの扱いなどにも、気を使って手入れをする必要があるでしょう。

 

ダニアレルギーの症状として子どもによって負担のかかる状態になる場合もあるため、このようなわかりやすい予防策があるのですから、しっかり家の中を綺麗にして、ダニアレルギーの症状が出にくい環境にしてあげるといいでしょう。