ママ友の作り方・付き合い方の体験談

 

子育てをしていく中で、1つ大きな助けとなる存在はママ友でしょう。インターネット上には載ってないような地域の情報や子育て制度や施設のうまい使い方など、様々な知見を持った人がいます。

 

2人目、3人目の子育てを始めた人ならば、幼稚園から小中学校までの情報を持っていて、色々と参考になることは多いはずです。とにかく有益な情報を得られるという点においてママ友の存在は、トラブルもあるにしても貴重な存在ですから、親しい人を何人か作っておきたいところでしょう。

 

ですがこうしたママ友を作る、というのは中々子育てが初めてという人や人付き合いが苦手な人には難しいことだと思います。そこで今回はママ友を他の人達はどうやって作ってきたのか、そして付き合っていくにあたってどういった接し方・距離感というものが必要なのかということを、諸先輩方の体験談から考えてみようと思います。

 

 

 

ママ友の作り方

 

ママ友の作り方については、色々な体験談を集めてみましたのでその中から何かヒントを得られればと思います。

 

子供が幼稚園に入園するまでママ友は一切いませんでした。

公園にも行っていたけれど、毎日決まった顔ぶれがいる訳でもなく、そこでママ友もできなかったし、同い年くらいの友達も作ってあげることができませんでした。

そんな状態で幼稚園の入園です子供も新米で不安ですが、それは私も一緒、幼稚園の入園説明会に行っても、一緒におしゃべりをするママ友も誰もいません。

上の子がいらっしゃるお母さんたちはもう顔見知りということでみんなで集まってワイワイと騒いでいらっしゃいますが、私はそんな訳にはいきません。 しかし、それは数時間のことだと寂しい気持ちを我慢して、幼稚園での新しい生活を慣れさせるために一生懸命になっていました。

そんなに遠くなく、子供の送迎は可能だったんですが、先生がおっしゃるには、お母さんが園までおくってくると、子供がお母さんを恋しがっていつまでも泣いているそうです。 バス通園だと訳のわからないうちにバスに乗せられて園に行くわけだから、子供が園に馴染むのも早いと聞き、バス通園にする事に決めました。

しかし、これがまた失敗で、園に送迎しているお母さんたちはあっという間に園で顔見知りになり、ママ友ができやすかったようですが、行事ごとしか園に行くことのない私はまだママ友ができなく、園での子供たちの情報などが一切入ってきません。

自分で送迎を選んでおいた方が、ママ友が作りやすく、いろいろな情報が入ってきやすいということを途中で気が付き、急遽バス通園を辞めることにしました。

それからは送迎に来てからの挨拶に始まり、顔見知りが増えてきてその中から徐々に挨拶以外の会話ができるようになりました。ママ友ができ、子育てについてもいろいろな情報が入るようになり、私も子供も楽しい幼稚園時代を過ごす事ができました。

 

例えばこの体験談だと、保育園・幼稚園の通園方法をかえることでママ友を作ったという方法があるようです。バス通園と自分で送迎という方法をとる中で、この人の場合は送迎のほうがママ友を作りやすかったそうです。しかしもちろんバス通園のほうでもママ友は作りやすい場合もあります。

 

帰りのバスのお迎えの時に、待ち合わせ場所に他のママさんがいるようでしたら、そこでの挨拶や会話から親交が生まれる可能性もあります。そのエリアに同じ園に通う子がいないと難しいですが、こちらでもママ友を作るハードルは決して高くないでしょう。

 

この他にもママ友の作り方として、同じような家庭環境、あるいは経済的環境が同条件の人と優先的に付き合ったほうが、心理的負担も無くて良いという意見もあります。

 

私が住んでいる地域は地方と言う事からか、実家の近くで結婚し子育てをしたいる人が多い地域になっています。

その反面私はと言うと、実家は車で2時間以上。周りに誰も頼る人がいない場所での子育てでした。

そんな事もあり、早くママ友が欲しいと積極的に行動したまでは良かったのですが、家庭環境が全く違う人が多く、ママ友が出来る事で、一層、自分の置かれている環境を嫌に思うようになっていったのです。

 

例えば、公園などで、子供がまだ遊びたいとぐずったとします。 私の場合、帰りが遅くなればなるほど帰ってからが大変で、急いで洗濯物を取り入れ、夕食の準備をしなければいけません。

しかし、その場で一緒に遊んでいるママ友たちは、みなさん、そのまま実家に行き、そこで夕食を食べるようで、時間などまったく気にしたいない様子だったのです。

もちろん、自分の調子が悪い時や子供の調子が悪い時も実家頼り。 私はと言うと、自分がインフルエンザになっても、子供を車に乗せ自分で運転し薬をもらいに行くような生活だったのです。

その為、だんだんその人たちの話を聞く事が辛くなり、結果、距離を置く事に。

子供には申し訳ない事をしたと思いましたが、その後、すぐに入園したため、そこで新しい友達、ママ友を作るようになったのでした。 その際は、家庭環境が良く似た転勤族の人たちと仲良くなる事に。その為、お互い助け合って子育てをする事ができ、とても良かったと思っています。

 

ママ友と一言で言っても、それぞれの価値観はもちろん、子育て環境が全く違う人が大勢います。中には子どもを両親に簡単に預けることが出来、子育てに対してそれほど労力をかける必要のない環境という人もいます。こうした人々とは、働きならがら子育てをしていたり、両親など頼れる人が近くにいない場所で生活している人とは日々の生活の過ごし方は全く違うものになるでしょう。

 

そのため、ママ友といっても同じ地域や同じクラスの人と単に交流を深めてしまうと、その生活感の違い・ギャップに心理的に苦労することもあるため、ある程度深く関わる人は同じような生活状況の人に絞ることで、お互いに苦労した時に助け合うことが出来る関係を築きやすいです。

 

無理のないママ友との接し方を

 

ママ友というのは時に困ったときに助け合うことの出来る関係性に発展することもありますが、やはり多くの人がその関係性を維持するために普段からやりたくないことへの参加などもしており、ストレスを感じやすい間柄にもなります。

 

気心知れた少数の人達ならそうした関係も我慢しやすく、苦にならないことのほうが多いですが、大きめのグループで活動するママ友の中に入ってしまった時には、大変な思いをすることでしょう。

 

そうした時には、ストレスを溜めては元も子もなく、家族や子どもへ無意識の内にストレスのはけ口にしてしまう可能性もありますので、苦となる関係性についてはあえて距離をとるということも必要です。

 

幼稚園に年中から娘を入園させました。 するとクラス替えがないまま年少から持ち上がりだったところに、うちの子だけが新しく入り込むという形になったのです。

小規模の幼稚園のせいもあって、クラスの人数も20人かいなく、お母さん同士も全員とても仲良しでした。 最初はとても優しく受け入れられる感じで、連絡先も聞かれ、そのクラスのライングループにも招待され、上手くやっていけそうと思っていたんです。

 

でも、私以外のママ友同士の仲の良さは想像以上でした。 常に毎日公園で一緒に遊ばせたり、お茶のみに行き来したり、グループ登録しているラインは「今日○○したよ」というどうでもいいような内容で盛り上がり、3時間以上電話が鳴り続けるという感じ。

この中に入りこめる自信もなければ、入りたいとも思えなくなってきてしまいました。 でも、上手くやっていかないとママの視線は怖くなっていきます。「あの人、いつもお茶会参加しないよね」などと陰口もたたかれているのでは?という雰囲気です。 正直、めんどくさいとこに入園しちゃったなと思ってしまいました。

でも、こういうのって自分が間違ったことをしていなければ、怯える必要はないとある日開き直ったんです。 無理にいい顔して、嫌なのに付き合って、話を合わせていても、お互いに楽しいわけがありません。

だから、たかが2年だ嫌われても2年頑張ればいいだけのこと、と思って、嫌なものは嫌、無理なものは無理とはっきり伝えるようにしてみました。 子供をほったらかしにして、お茶会や飲み会に参加する必要だってありません。

でも、子供が幼稚園に行っている間のランチ会は参加し参加するからには無理矢理来てますというのではなく、その時をしっかりと楽しむようにしたんです。 無理に自分を作るのではなく、自分はこういう人間なんだとわかってもらうために。

すると、一部からは最初反感を買いましたが、そのうち自然と仲良くなれる人が増えていきいつの間にかクラスになじんでいました。 また、無理なことは無理とはっきり答えるのが、わかりやすくていいと好感を持ってくれる方も増えたんです。

無理しない状態で仲良くできるので、今はとても過ごしやすいです。

 

 「嫌われてもいい」として距離を取るのは極論ではありますが、ママ友との付き合い方の中では適度な距離感というのは必要不可欠です。

 

自分の中で、ママ友と接する基準というものを決めて、それを超えるようでしたら誘いを断るという行動をとったほうが結果的に長く付き合える友人を得ることが出来るでしょう。

 

例えば予算5000円以上の集まりには顔を出さないとか、4時間以上拘束されるような集まりは断る、という基準です。こうした接し方の基準を自分や家庭の中で決めておけば、ママ友との関係の中で心的負担を持つことも少なくなるでしょう。